【2024】日本を襲った台風で最強の強さを持つ台風はなに?ランキングで紹介!

長かった梅雨が明け、本格的な夏の気配が近づくと同時に頻発する台風。

楽しい夏の予定を奪ったり、甚大な被害を及ぼしたり、気が気じゃないあいつ。

日本の長い歴史の中で、最強の台風はなんだったのか、ご紹介します!

目次

日本の最強の強さの台風ランキング

  • 位 伊勢湾台風
  • 位 枕崎台風
  • 位 室戸台風
  • 位 カスリーン台風
  • 位 洞爺丸台風
あみー

それぞれ詳しく見ていこう!

1位 伊勢湾台風

https://www.meijo-u.ac.jp/sp/story/03/008.html

上陸は1959年9月26日午後6時ごろ。
伊勢湾台風は929ヘクトパスカルという記録的な勢力で和歌山県潮岬に上陸しました。

気象庁の資料によると、上陸9時間前の時点でも暴風域の直径は700キロ。
記録が残っている他の台風と比べてもトップクラスの大きさです!

愛知県や三重県が面する伊勢湾では、猛烈な風で大量の海水が沿岸に吹き寄せられるなどして記録的な高潮が発生しました。
気象庁の報告書によると、伊勢湾台風による死者・行方不明者の7割が高潮によるものだそうです。

全壊家屋3万6135棟、半壊家屋11万3052棟、流失家屋4703棟、死者5098人、被災者数は全国で約153万人に及びました。

2位 枕崎台風

https://www.chosyu-journal.jp/shakai/8685/attachment/枕崎台風

昭和20年(1945年)9月17日14時頃台風第16号は、頃鹿児島県枕崎市付近に上陸。
枕崎(鹿児島県枕崎市)で観測された最低海面気圧916.1hPa 、
宮崎県細島(灯台:海上保安庁)で最大風速51.3m/s(最大瞬間風速75.5m/s)、
枕崎で40.0m/s(同62.7m/s)、広島で30.2m/s(同45.3m/s)と猛烈な風が吹いた。

被害が最もひどかったのは,広島,呉市及びその周辺。
県全体では死者総数2,012人。


呉では17日午後から各河川は増水し、
18時から22時までの113.3ミリメートルの降雨の中、全ての渓流は氾濫。
二河川の堤防決壊を初めとして各谷間より土石流が急斜面を押し流れました。
あっというまに1,162戸の家屋を失い,792戸を半壊,そして死者1,154名にものぼる大惨事に…。


大野村(現廿日市市大野町)では丸石川で大規模土石流が発生し、この丸石川が敷地の中央を貫流する下流部の大野陸軍病院を直撃し180人近くの人が亡くなったのです。

3位 室戸台風

https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/calendar/134/

昭和9年(1934)9月21日の朝、超大型で猛烈な台風が近畿圏を直撃。
台風は高知県室戸岬で、当時の世界最低気圧を更新したため(684ミリ、現在の911.9ヘクトパスカル)、
室戸台風と名付けられました。
室戸台風は、初めて名前が付いた台風とも言われています。

大阪では瞬間風速60メートル以上に達したそうです。

この台風による被害を関西地方大風水害といい、最大の被害を受けたのが大阪府でした。
特に大阪市は、市域の約27パーセントが高潮によって浸水したそうです。
被害が大きかったのは、大桟橋が大破した築港(ちっこう)地域、木造校舎の倒壊が目立った小学校、患者・職員177名がなくなったハンセン病療養施設・外島(そとじま)保養院(西淀川区)などです。

4位 カスリーン台風

https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/calendar/99/

カスリーン台風は、昭和22年(1947年)9月15日の夜、房総半島南端をかすめて16日には三陸沖へ進みました。
台風は日本に接近したときは衰弱しており、強風による被害は少なかったようです。
しかし、台風により日本付近に停滞していた前線の活動が活発化し、関東地方と東北地方では大雨となりました。
関東南部では利根川と荒川の堤防が決壊し、埼玉県東部から東京で多くの家屋が浸水。
群馬県、栃木県では土石流や河川の氾濫が多発しました。

この台風による死者は1,100人、傷者は2,420人にのぼりました。
特に上流域の被害が大きかったようで、群馬県の赤城山麓や栃木県の足利市においては土石流や河川の氾濫が多発。
群馬県で592人、栃木県で352人の死者が出ています。
利根川流域全体では、家屋流出・倒壊は5,736戸、家屋の浸水は303,160戸。
甚大な被害をもたらしました。

利根川の堤防被害としては、本川及び支派川で合わせて24か所、5.9kmの堤防が決壊しました。

あみー

私は比較的自然災害の少ない北関東在住ですが、
今回調べたことで初めてこの台風を知り、
被害の大きさを知りました。

5位 洞爺丸台風

http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20170919011680004.html

1954年(昭和29年)9月21日にヤップ島の北で発生した台風第15号。
非常に速い速度で26日02時頃鹿児島湾から大隅半島北部に上陸しました。
九州東部を縦断後、中国地方を時速100kmで横断、さらに発達しながら北海道に接近。
27日00時過ぎには稚内市付近に達しました。

この台風による降水量は、九州と中国地方では200mmを超えた所がありましたが、そのほかの地方では少なかったそうです。
台風は発達を続けたため、西日本や東北、北海道の各地で30m/s以上の暴風が吹きました。
函館港から出港した洞爺丸を始め、5隻の青函連絡船が暴風と高波で遭難し、
洞爺丸の乗員乗客1,139名が死亡するなどの大惨事となりました。
このことで青函トンネル建設の機運が高まり、事故から33年半後の1988年(昭和63年)3月に青函トンネルが完成、列車の営業運転が始まりました。

この台風で、全国で死者・行方不明者1,761人、被災家屋は130,000棟以上に及ぶ甚大な被害が発生しました。

まとめ

今回は日本列島を襲った最強の強さの台風をご紹介しました。

夏から秋にかけて台風シーズン。

今も日本には台風10号が接近しています。

備えあれば憂いなし!

昔よりも情報を得やすくなった今、身を守るためにできる事は今のうちからやって行きましょう!


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